CLINIC BLOG

お口の基礎知識~歯磨き粉(剤)について~


皆さま、こんにちは🌞

札幌 北24条かやの歯科クリニックのどいです。

2023年も明けて早1ヶ月が経ちますね。
ホントに早いです。
今週は特に全国的に大寒波に見舞われたりと、本格的な厳しい冬を感じさせます⛄
来月には3年ぶりの会場開催となったさっぽろ雪まつりも始まりますね♪
久しぶりの会場開催なので楽しみにしております😉

さて今回のブログは【歯磨き粉について】についてです。
前回【虫歯・歯周病リスクを軽減するブラッシング方法】のブログを書かせて頂きました。
そのブラッシングに欠かせないのが「歯磨き粉」です。
今回はその「歯磨き粉」とはなんぞや?というところについてお話していきます。

【歯磨き粉とは?】

歯磨き粉を使うことで、効果を期待するのに一番多いのはむし歯予防ではないでしょうか? 歯みがきは歯を磨く時に使用されますが、一般的にチューブ入りのペースト状のものを練り歯みがきと呼びます。 以前は、粉状の歯みがきを使っていたのでなごりで「歯磨き粉」と呼んでいますが、現在はほとんどが粉状ではなくペーストタイプなので「歯みがき」または「歯みがき剤」(以下、歯みがき剤とします)と呼ばれるようになりました。

【歯みがき剤の種類】

・歯みがき剤の成分によって取り扱いが異なります

歯みがき剤は日本薬事法により「化粧品」と「医薬部外品」の2種類に分類されます。基本成分だけでできているものを「化粧品」といい、基本成分に薬用成分が加えられているものを「医薬部外品」といいます。日本で市販されている歯みがきの90%は「医薬部外品」で、そのうちの約80%にフッ素が配合されていると言われております。

・歯みがき剤の成状

歯みがきは、ペースト状、ジェル状、液状、液体(デンタルリンス)、フォーム状、粉などの種類があります。

【歯みがきを使うとどんな効果があるのか?】

皆さんが日頃、歯をみがく時に、歯みがきに含まれる薬用成分を効果的に利用することでむし歯や歯周病の予防をすることが可能になります。その他にも、下記の効果が期待できます。使わないで磨くよりも、キレイな歯を長く保つ手助けとなるので、できれば使用することをお勧めします😃

■ 歯みがき剤の効能・効果

  • むし歯の発生と進行を防ぐ
  • 歯の着色を防ぐ
  • 歯を白くする
  • 口中を浄化する
  • 口臭を防ぐ
  • 歯周病を防ぐ
  • 歯石が溜るのを防ぐ
  • タバコのヤニを付きにくくする

【歯みがきに含まれる成分の働きと主な成分】

〈基本成分〉

●清掃剤(研磨剤)
働き:歯の表面を傷つけずにプラークやステインなどの歯の表面の汚れを落とす。
主成分:リン酸水素カルシウム、水酸化アルミニウム、無水ケイ酸、炭酸カルシウム

●湿潤剤
働き:歯磨剤に適度の湿り気を与える。
主成分:グリセリン、ソルビトール

●発泡剤
働き:口中に歯磨剤を拡散させて洗浄し、汚れを除去する。
主成分:ラウリル硫酸ナトリウム

●粘結剤
働き:粉体と液体成分とを結合させ、保型性を与えたり、適度の粘性を与える。
主成分:カルボキシメチルセルロスナトリウム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン

●香味剤
働き:香味の調和を図る。爽快感と香りをつけ、歯磨剤を使いやすくする。
主成分:サッカリンナトリウム、メントール、ミント類

●保存料
働き:変質を防ぐ。
主成分:安息香酸ナトリウム

<薬効成分💊>…下記のうち、1つか2つ含まれていることが多い

●働き:齲蝕(虫歯)予防
主成分:モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化ナトリウム

●働き:歯肉炎予防
主成分:塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、トリクロサン

●働き:歯周病(歯肉炎・歯周炎)予防
主成分:塩化クロルヘキシジン、トラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウム、β-グリチルリチン酸、ビタミンE、塩化ナトリウム

●働き:プラークの分解
主成分:デキストラナーゼ

●働き:歯石沈着防止
主成分:ポリリン酸ナトリウム

●働き:知覚過敏抑制
主成分:乳酸アルミニウム、硝酸カリウム

●働き:タバコのヤニ除去
主成分:ポリエチレングリコール

【歯みがき剤とアレルギー】

歯みがき剤や歯磨きジェルなどにグルコン酸クロルヘキシジン*が成分として含まれている場合は、殺菌力と殺菌力の持続という面での効果はありますが、場合によってはアレルギー症状を起こすこともあるので、以前に薬によってアレルギー症状が出たことがないかを確認する必要があります。 また、牛乳由来成分🐮(カゼイン)及びパラベンが含まれている歯みがき剤は、牛乳由来成分(カゼイン)及びパラベンに対してアレルギーのある方は使用することができません🙅

グルコン酸クロルヘキシジン*:医薬用殺菌薬

【歯みがき剤は混ぜても大丈夫?】

歯みがき剤を2種類もしくは複数種類を使ってもいいの?というご質問を頂く場合があります。基本的には使い分けで複数種類使うのは問題ありませんが、歯みがき剤同士を混ぜて使うには注意が必要で極力避けたほうがよいでしょう。その理由として、成分同士が拮抗し、効果が失活*するリスクがあるからです。例えば、発泡剤が殺菌剤の効果を減弱させること、研磨剤(カルシウムイオン)とフッ化物(フッ素イオン)は反応しやすく、歯質強化の効果を減弱させる可能性が高いことなどが分かっています😲全ての歯みがき剤でこれらの組み合わせを全てを見抜くことは極めて困難なことになります。

失活*:化学物質などの活性が失われ、反応を起こさなくなること。不活性化。

以上、いかがでしたでしょうか❓

普段、何気なく使っている歯みがき剤にもいろいろな成分が含まれており、それぞれ効能が違うというのを分かって頂けたかと思います👍

次回は現在市販されている様々な歯みがき剤の種類や選び方について書かせて頂きたいと思います。

それでは今回はこのへんで~👋

また次回元気にお会いしましょう。

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