CLINIC BLOG
歯についての一般知識〜親知らずのトラブルと抜歯について〜
こんにちは🌞
札幌 北24条かやの歯科クリニックのどいです。
ここ最近は寒暖差が激しく、天気も不安定な日々が続きましたね😥
皆さま、体調はお変わりないでしょうか?
体調を崩しやすい時期ですので気を付けていきたいですね。
では本題に入りまして、今回は「親知らずのトラブルと抜歯について」について書かせて頂きます。
親知らずはむし歯や歯肉の炎症などの原因になりやすいため、注意が必要です。
生え方によっては、外科的な抜歯が必要になることがあります。
【🦷そもそも親知らずとは?🦷】
歯の一番奥に生える永久歯であり、先天的に生えない人、存在しても傾斜して生えない人も多い。 むし歯や炎症などトラブルがあれば抜歯するのが一般的である。 歯の一番奥に生える永久歯であり、智歯(ちし)や第三大臼歯とも呼ばれます。 親知らずを含めると、人間の永久歯は合計32本生えます。
◎親知らずが生えてくる時期
親知らずが生えてくる時期には個人差がありますが、10代後半から20代が一般的です。他の歯と違い、親が歯の生え始めを知ることがないことが、「親知らず」という名前の由来とされています😯
◎親知らずがない人もいます
親知らずがすべてある場合は、上下左右に1本ずつ、全部で4本です。親知らずがない場合、4本全てないこともあれば、1‐3本がない人もいます。また、親知らずが歯肉の下に埋まったままで、生えてこない場合もあります😰
【🦷親知らずによって引き起こされるトラブルとは?🦷】
親知らずがまっすぐ生えてきて、綺麗に磨ける場合は、特に問題にならない事もあります。しかし、親知らずによって何らかのトラブルが生じる場合には、抜歯が必要になります😖
◎むし歯
親知らずが斜めに生えてきたり、途中までしか生えて来ない場合は、歯ブラシが届きにくく、むし歯になりやすくなります。また、親知らずと手前の歯(第二大臼歯)の隙間に汚れがたまりやすくなり、手前の歯がむし歯になることもあります。
親知らずがむし歯になっても抜歯すれば済みますが、手前の歯(第二大臼歯)は抜くわけにはいきませんので、注意が必要です。
◎歯肉の炎症
親知らずが斜めに生えたり、まっすぐ生えてきても途中までしか生えてこない場合は、歯と歯肉の間にプラークや食べかすがたまりやすくなり、親知らずの周辺が不衛生になります。これにより、親知らず周囲の歯肉に炎症が起きてしまいます。これは「智歯周囲炎」と呼ばれ、歯肉が腫れたり、痛みが生じます。
また、重症化すると口が開けにくくなったり、顔が腫れたりすることもあります。智歯周囲炎がひどい場合は、炎症が軽減してから抜歯を行います。
◎歯根の吸収
親知らずが手前の歯に食い込むように生えてくると、手前の歯の歯根吸収(根っこが溶けてしまうこと)を引き起こしてしまう場合があります。歯根吸収が進むと、親知らずだけでなく手前の歯の抜歯も必要になることがあります。
◎口臭
親知らず周辺は不衛生になりやすいことから、口臭の原因になってしまう可能性もあります。炎症によって歯肉に膿がたまったり、むし歯が進行したりすることも臭いの原因になります。
◎歯並びがおかしくなる
親知らずが生えてきて手前の歯を押すことにより歯並びを悪くする事があります。
◎顎関節症になりやすい
上あごと下あごの噛み合わせる歯がどちらかだけない場合は歯が伸びてきて、顎の運動を邪魔して関節が痛くなることがあります。また親知らずの異常な生え方によって歯並びや噛み合わせが悪くなると、顎の関節に負担がかかり、顎が痛い、口が開けにくくなるなどの症状があらわれる事もあります。
【🦷親知らずはすべて抜いたほうが良いのか?🦷】
親知らずだからすべて抜くとは限りません。親知らずが正常に生えて機能している場合や、奥歯が抜けている場合(ブリッジの土台とする)は一般に抜歯しなくてもよいと思われます。また高齢者や基礎疾患のある場合は抜くかどうかは口腔外科医と充分に相談することをおすすめします。
【🦷親知らずの抜歯🦷】
親知らずがまっすぐに生えてきた場合には、他の歯と同じように抜歯することが可能です。しかし、親知らずは斜めに生えてきたり、途中までしか生えてこないことが多く、この場合、通常よりも抜歯が難しくなります。
抜歯のため、歯肉を切開したり、歯や歯根を分割したり、骨を削るなどの外科的な手術が必要となることがあります。
◎親知らず抜歯の痛み
上顎は麻酔が効きやすいので通常痛みはありません。下顎は骨が緻密であるため、麻酔が効きにくいことがあります。そのため、十分に麻酔を効かせてから抜歯を行います。
抜歯時の痛みは、親知らずの生え方や抜歯にかかる時間により異なります。外科的な手術が必要でない親知らずの抜歯では、侵襲が少なく時間も短いため、痛みを感じにくいと言えます。
外科的手術が必要で、時間がかかる場合は、麻酔が切れてくると痛みを感じます。その場合、麻酔を追加することで痛みを和らげることができます。
通常、麻酔が切れた後は痛みが生じます。痛みの程度は、親知らずの生え方や抜歯方法により異なります。抜歯後3〜7日程度、痛みが続く場合もありますが、鎮痛剤を服用して痛みをコントロールします。痛みが継続する場合には歯科医師に相談することをおすすめします。
【🦷ドライソケットとは?🦷】
ドライソケットとは、抜歯後の傷口に血餅(けっぺい)ができずに、そのまま骨が露出してしまった状態のことです😱
通常、抜歯後は、傷口に血液が貯まりそれがブヨブヨした塊(血餅)を形成して穴を塞ぎます。
血餅により、外部からの刺激を防ぎ、内部で傷を回復させます。
しかし、血液が足りないなど、なんらかの理由で血餅が作られない、もしくは剥がれてしまうと、傷口を覆うことができなくて内部の骨が露出してしまうのです。
ドライソケットになった場合には、抜歯後数日してから徐々に強い痛みが出て、一週間たっても痛みが治まりません。
◎ドライソケットになる原因
・強いうがい
・喫煙
・難しいケースの抜歯
◎ドライソケットの痛み
・抜歯後数日経ってから痛くなる
・物理的刺激で強い痛みが出る
◎ドライソケットの対処法
・痛み止めを飲み安静にする
・必要に応じて歯科医院で処置を行う
そのまま経過観察で痛みが徐々に落ち着いてくる場合もありますが、露出した骨から感染を引き起こす可能性もあります。
歯科医院では、ドライソケットを洗浄して鎮痛剤と抗生物質を混ぜたペーストを傷口に詰めたり、再度傷口を出血させるなどの処置を行います。
まずは、歯科医院で診てもらうことが最も安心です😌
以上、いかがでしたでしょうか?
今回は親知らずとは?からそのトラブルまで解説させて頂きました🙇
親知らずもケースバイケースで抜く抜かないの判断が必要ですが、親知らずが1本でも生えている方は、是非このブログを参考にしてご自身の親知らずの状態を把握してみるとよいと思います。すでに症状の出ている方や今後が気になる方は、一度担当の歯科医師へのご相談をおすすめ致します。放置するとよくない場合が多いので、早めの受診をお願いしております👍
では今回はこのへんで〜👋
また次回、元気にお会いしましょう。
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