CLINIC BLOG
~実は多い「酸蝕症」とは?~
こんにちは!ブログ担当のいどです😄
お盆休みもすっかり終わり…皆さまはどこかに行かれたでしょうか?この時期を過ぎると例年なら涼しくなるはずですが、今年は相変わらず暑い日々が続いていますね💦先日はスコールみたいな雨☔が降り、本州とあまり変わらない天候になったなと実感しました😱まだまだ残暑厳しいですが、なんとか乗り越えていきましょう!
では、今回は…、
最近、こんなお悩みはありませんか?
- 歯の色が黄色っぽくなってきた
- 冷たい飲み物がしみる
- 歯がなんだか薄くなってきたように感じる
もしかすると、それは「酸蝕症(さんしょくしょう)」かもしれません。

酸蝕症とは、食べ物や飲み物に含まれる酸によって歯の表面(エナメル質)が溶けてしまう現象です。
近年、中年層を中心に患者さんが増加していますが、自覚症状が出にくいため発見が遅れやすいのが特徴です。
この記事では、酸蝕症の原因やセルフチェック、予防法、歯科医院でできる対策まで分かりやすく解説します。
酸蝕症のメカニズム:虫歯とは違う!
酸蝕症と虫歯は、歯が溶けるという点で似ていますが、原因と進行の仕方がまったく異なります。
比較項目 | 虫歯 | 酸蝕症 |
---|---|---|
原因 | 細菌が糖を分解して酸を産生 | 外部の酸(食べ物・飲み物・胃酸) |
進行 | 部分的に穴があく | 広範囲にエナメル質が溶ける |
対策 | ブラッシング・フッ素 | 酸への暴露制限・再石灰化 |
中年層が酸蝕症になりやすい理由
中年期になると、生活スタイルや体の変化によって酸蝕症リスクが高まります。
① 健康志向の食生活
- 酢・レモン・炭酸水などの酸性食品の摂取が増える
- ビタミンCやフルーツの摂取量も増加傾向
② 胃腸のトラブル
- 逆流性食道炎の増加により、胃酸が口腔に達することがある
- 加齢やストレスで消化機能が落ち、胃酸分泌が過剰になる
③ 唾液の減少
- 加齢や薬の影響で唾液が減る
- 唾液の酸中和作用が弱くなり、酸蝕が進みやすくなる
酸蝕症セルフチェックリスト
以下に複数当てはまる場合は、歯科医院での相談をおすすめします。
- 冷たい物がしみる
- 歯が黄色く見えるようになった
- 歯の先端が透けて見える
- 歯がツルツルしていて滑らか
- 酢やレモンなどを毎日摂っている
- 逆流性食道炎と診断されたことがある
- 就寝前にアルコールや炭酸飲料を飲む習慣がある
酸蝕症の予防法:日常生活でできること
① 酸性食品の摂り方に注意
- だらだら摂るのではなく一度にまとめて摂る
- 飲み物はストローを使うと歯への接触が減る
- 食後すぐの歯磨きは避け、30分ほど空ける
② 歯に優しいケアを
- 研磨剤の少ない歯磨き粉を使う
- 柔らかめの歯ブラシを選び、力を入れすぎない
- フッ素配合の歯磨き粉で再石灰化を促進
③ 唾液の働きをサポート
- キシリトールガムなどで唾液の分泌を促す
- こまめな水分補給で口腔内の酸を中和
歯科医院でできる酸蝕症対策
- 初期にはフッ素塗布や再石灰化処置
- 進行していればレジンやクラウンで補綴治療
- 食生活指導や生活習慣のカウンセリング
まとめ:今の行動が将来の歯を守る
酸蝕症は中年層に増加中の「静かな歯の病気」です。気づいたときには進行していることも多く、早期発見・早期予防がカギです。
気になる症状がある方や、心当たりのある生活習慣がある方は、ぜひ一度歯科医院でチェックを受けましょう。
未来の自分の歯を守るのは、今のあなたの選択です🫵
ではでは今回はこの辺で〜👋
また次回、元気にお会いしましょう🙇
Reservation・Contact
ご予約・お問い合わせ
お電話でのお問い合わせ
TEL011-708-6480
【受付時間】
月・火・水・金・土・日曜日
10:00~13:00 14:30~19:00
- ※木曜・祝日は休診日となります。
- ※13:00から14:30までは、お昼休みのため自動応答メッセージになりますので、ご用件のある方は診療時間中にご連絡ください。
- ※新患の最終受付時間は18:00となります。
- ※再診の最終受付時間は18:30となります。
インターネットでのご予約
初診の方は下記ボタンよりご予約を承っております。この機会にぜひご利用ください。
- ※初診の方のみ、上記ボタンより、24時間WEB予約を承っております。初診の方以外は、お手数ですが、お電話にてご予約ください。
- ※ご希望の予約枠が埋まっている場合は、お電話でご相談ください。