CLINIC BLOG

口腔顔面領域の歯科医学〜腫瘍とは?〜


こんにちは🌞
北24条かやの歯科クリニックのどいです。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
最近は天気が不安定でパッとしない日々が続いていますね😞
本州では豪雨災害が相次ぎ、異常な気候変動を感じさせますね。
昨日は一日中雨でかなり寒く感じました。
気温差が大きいので、体調管理にはくれぐれもご注意下さい⚠️

では本題に入りまして、今回から「口腔顔面領域の歯科医学」と題して、今までとはちょっと違う歯科医学領域の内容について書かせて頂きたいと思います🙋

歯科医学とは聞き慣れない言葉かとは思いますが、”口腔顎顔面領域に関する外傷や疾患の性状、原因についての知識を蓄積し、その予防、診断、治療の方法を開発する学問である。”と言われ、要するに口腔顔面領域に生じる様々な疾患を研究し治療法を開発する学問のことを言います。医学は全身疾患を対象としますが、歯科医学はあくまでも口腔顔面領域の疾患を対象とします。この分野は特に歯科医師🧑🏻‍⚕️が携わる部分が大きい分野です。今回はその中でも頻度の高い、口腔顔面領域に発生する「腫瘍」について簡単にお話させて頂きます。

【腫瘍とは?】

腫瘍(しゅよう、英語: Tumor)とは、体の中にできた細胞のかたまりのことです。 正常な細胞は、体や周囲の状態に応じて、増えたり、増えることをやめたりします。 しかし、何らかの原因でできた異常な細胞が、体の中に細胞のかたまりを作ることがあります。 病理学的には、新生物(しんせいぶつ、英語: Neoplasm)と同義である。

【概念】

「自律的な増殖をするようになった細胞の集団」を意味します。

異常な細胞増殖であっても、他律的に起こるものは過形成として区別される。
→他律的とは自らではなく他から・外部からの刺激によるものを指します。
→過形成とは過剰な細胞分裂によって起こる組織の肥大のことを言います。

腫瘍細胞は、環境さえ許せば(例えば人工的な培地🧫で培養されるなど)無限に増殖する能力を持つ、不死化した細胞です。

【分類】

細胞動態による分類
良性腫瘍(Benign tumor)

一般に増殖が緩やかで宿主に悪影響を起こさないもの。

悪性腫瘍(Malignant tumor、Cancer)

近傍の組織に進入し、遠隔転移し、宿主の体を破壊しながら宿主が死ぬまで増え続けてゆくもの。一般に「がん」と呼ばれるが組織学的分類により癌腫と肉腫に大別される。

組織学的分類

  • 上皮性腫瘍
  • 非上皮性腫瘍
  • 造血リンパ組織腫瘍
  • 神経性腫瘍
  • 口腔腫瘍←今後、この部分をメインに書かせて頂きます

【特徴】

細胞
多くの腫瘍細胞は正常組織細胞と比較して異型性が認められている。

染色体
多くの腫瘍細胞は正常染色体と比較して欠失や転座などが認められている。

「良性腫瘍」と「悪性腫瘍」の違いについては、次回詳しく説明させて頂きます。

以上、いかがでしたでしょうか?🤔
一番大事なのは腫瘍とは「自律的な増殖をするようになった細胞の集団」ということだけ覚えて頂ければ結構です🙇
正常な細胞がなんらかの原因により増殖してしまった細胞の塊です。
その中の分類には大きく分けて「良性」と「悪性」があり、それぞれ全く違う様相を呈します。
その違いについてはまた次回に。
腫瘍について簡単に説明させて頂きました。
少しでも腫瘍とは?について理解が深まれば幸いです😊

では、今回はこのへんで〜👋

また次回、元気にお会いしましょう。

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