CLINIC BLOG
~ワイヤー矯正のメリット・デメリット~
こんばんは⭐️ブログ担当のいどです。
今日で10月も終わりですね。
短い秋が終わり…あっという間に長~い冬がやって来そうですね💦
皆さんは何か秋らしいことしましたか?
私は何もしてませんが、毎年見に行っている北大のイチョウ並木だけは見にいこうかと思っております🍁
では、今回は前回に引き続き矯正治療についてです。
前回はマウスピース矯正についてでしたが、今回はワイヤー矯正についてです。

ワイヤー矯正は治療の確実性と適応範囲の広さで今も「王道」とされる矯正法です。本記事では、治療のメリット・デメリット、治療の流れ、費用、注意点、Q&Aまで歯科医の視点で丁寧に解説します。矯正を迷っている方や、他の方法と比較検討している方におすすめの内容です。
目次
- ワイヤー矯正のメリット
- ワイヤー矯正のデメリット
- 治療の流れと期間
- 費用の目安
- ケア・注意点
- よくある質問(FAQ)
- まとめ(選び方のポイント)
ワイヤー矯正のメリット
ワイヤー矯正は長年の臨床実績があり、複雑な症例にも対応できる点が最大の強みです。ここでは代表的なメリットを詳しく解説します。
1. 高い精度で歯を三次元的にコントロールできる
ブラケットとワイヤーを用いることで、歯の回転・傾斜・移動を細かく調整できます。ねじれや大きな移動が必要なケース、抜歯を伴う治療など、難症例にも対応可能です。歯科医が力の加減や段階的な調整を行うため、仕上がりの精度が高いのが特徴です。
2. 装着忘れの心配がない(常時装着で確実に動く)
マウスピース矯正のように装着時間を厳守する必要がないため、患者さんのセルフケアに依存しづらく、治療計画通りに進めやすいという利点があります。
3. 幅広い年齢層に対応できる
子ども、成人、高齢者まで、歯と骨の状態に合わせて治療が可能です。成長期の顎の誘導や、成人での審美・機能回復など幅広く適応します。
4. コストパフォーマンスが良い場合がある
特に複雑な症例では、マウスピースを多数作成するよりもワイヤー矯正の方が総額を抑えられることがあります。長期的な視点で見ると費用対効果に優れる場合があります。
5. 他の治療法との併用で柔軟に対応できる
治療初期にワイヤーで大きく動かし、仕上げにマウスピースを使うハイブリッド治療も可能で、審美性と精度を両立できます。
ワイヤー矯正のデメリット
メリットが多い一方で、ワイヤー矯正ならではの注意点もあります。費用・見た目・生活上の制約など、後悔しないために事前に把握しておきましょう。
1. 装置が目立ちやすい(審美性の問題)
金属ブラケットは視認されやすく、仕事や学校で気になる方もいます。ただし、セラミックブラケット・ホワイトワイヤー・リンガル(舌側)矯正など目立ちにくい選択肢もあります。
2. 違和感や一時的な痛みが生じる
装置装着直後、またはワイヤー調整直後には締め付け感や痛みがあります。多くは数日〜1週間で慣れますが、強い痛みが続く場合は早めに受診しましょう。
3. 食事や口腔ケアに工夫が必要
硬いものや粘着性の高い食品は装置を壊す恐れがあるため避ける必要があります。また、装置周りに汚れがたまりやすいため、歯間ブラシやフロスを用いた丁寧な清掃が不可欠です。
4. 通院頻度が比較的高い(4〜6週間ごと)
ワイヤー調整のため定期的な通院が必要です。忙しい方はスケジュール調整を事前に検討しておくとよいでしょう。
5. 保定(リテーナー)期間まで含めた継続管理が必要
装置を外した後も後戻りを防ぐためにリテーナーの装着が必要です。長期的な維持管理が治療成功の鍵となります。
治療の流れと期間
一般的なワイヤー矯正の流れと目安期間は以下の通りです。個人差があるため、初診での詳しい診断が重要です。
- 初診相談(無料相談が可能な歯科医院もあります)
- 精密検査(口腔内写真、レントゲン、模型、咬合検査)
- 診断・治療計画の提示(期間・費用・使用装置を説明)
- 装置装着(ブラケット装着、ワイヤー通し)
- 調整期間(約1〜3年が目安。4〜6週間ごとの通院でワイヤー調整)
- 保定期間(装置除去後はリテーナーで数年〜終生の管理)
目安:軽度の症例でおおむね1年〜1年半、一般的な症例で1.5〜2.5年、難症例では3年以上かかることもあります。
費用の目安
下記は一般的な相場の一例です。医院や地域、装置の種類によって変動します。
| 治療法 | 費用の目安(税別) |
|---|---|
| 表側ワイヤー矯正(一般的な金属ブラケット) | 70万〜120万円 |
| 審美ブラケット(セラミック等) | 90万〜150万円 |
| 舌側矯正(リンガル) | 120万〜180万円 |
分割払いやデンタルローンを扱っている医院も多く、相談して支払い方法を決めるとよいでしょう。
日常のケアと注意点
治療中のトラブルを減らすためのポイントをまとめます。
- 丁寧なブラッシング:矯正専用ブラシや歯間ブラシ、フロスを併用しましょう。
- 硬い・粘着性食品を避ける:装置破損を避けるため、食生活の工夫が必要です。
- 口内炎対策:ワックスでブラケットの当たりを和らげると快適になります。
- 定期検診:虫歯・歯肉炎の早期発見のため、定期的にクリーニングを受けましょう。
矯正用ワックス
ブラケットの当たりで口内炎ができた場合に有効です。歯科医院で提供されることが多いです。
矯正用ブラシ・フロス
装置周りの汚れを効率的に落とすために専用ツールを活用しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1:痛みはどのくらい続きますか? A:調整直後は数日〜1週間の痛みを感じることが多いですが、徐々に慣れていきます。痛み止めが必要な場合は歯科医師に相談してください。 Q2:仕事や学校に支障は出ますか? A:目立ちやすさが気になる場合は、審美ブラケットやリンガル矯正を検討できます。痛みや食事制限は一時的で日常生活に大きな支障は出にくいです。 Q3:マウスピース矯正よりもおすすめですか? A:症例によります。軽度〜中等度のケースで外見や着脱性を重視するならマウスピース、複雑な動きや高い精度を求めるならワイヤー矯正が適しています。 Q4:装置が壊れたらどうすればいいですか? A:接着剤が外れたりワイヤーが飛び出した場合は、できるだけ早く歯科医院へ連絡してください。応急処置の方法も事前に説明を受けておくと安心です。
まとめ:選び方のポイント
ワイヤー矯正は「確実性」と「適応範囲の広さ」が魅力です。以下のポイントを参考に、自分に合った治療法を選びましょう。
- 仕上がりの精度を最優先したい:ワイヤー矯正
- 目立ちにくさを重視したい:審美ブラケット・リンガル・またはマウスピース
- 費用を抑えたいが難症例:ワイヤー矯正が有利な場合あり
- 装着管理に自信がない:固定式のワイヤーが安心
最終的には、歯科医と相談して「自分のライフスタイル・予算・希望」に合った治療計画を立てることが大切です。
ではでは今回はこの辺で~👋
また次回元気にお会いしましょう🙆
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