こんにちは。

札幌　北24条かやの歯科クリニックのどいです。

だいぶ気温も暖かな日が来るようになり、
道路の雪もすっかり除排雪され解けて綺麗になりましたね✨
春の訪れを感じさせつつ、もう一度くらいは大雪が来るのではないかと心配です😅
このまますっきり春になって欲しいですよね🌸

ではでは本題に入りまして、
前回は「何万円もする電動歯ブラシって違いは？②」ということで電動歯ブラシの仕組みについてご説明しました。
今回は「電動歯ブラシのメリット・デメリットについて③」についてご説明します。

🦷電動歯ブラシのメリット

①手で磨くよりもパワフル
振動数が高いため、より歯垢除去に期待できます。
健常者の口腔内を想定した正常顎模型に人工プラーク（歯垢）を塗布し、一定時間ブラッシング前後での除去率を算出したところ、手磨き用歯ブラシに比べて除去率は高くなり、94％以上でした。 音波式歯ブラシの中では、振動数が高いものほど、除去率は高くなりました👍

一方で、手磨き用歯ブラシですと61.2%なのですが、歯ブラシに加えてデンタルフロスを用いると79.0%となり、歯ブラシに加えて歯間ブラシとデンタルフロスを併せて用いると84.6%まで向上するとのことです。

電動歯ブラシも同じく歯間ブラシやフロスを併用することで、より効果的なブラッシングをすることが可能になります。

②手が疲れない。面倒ではない。
振動方式にもよりますが、一本一本の歯に対して手を動かさなくて良いので手の疲れが軽減します。

③歯磨き時間の短縮
手よりはるかに多い振動により、効率が上がり、歯磨きに要する時間が短くて済みます。

手磨きの場合、ある程度綺麗に磨こうとすると最低でも5分程度はかかります。1本1本少し丁寧に磨こうとすると10分程度かかるのではないでしょうか？しかし、電動歯ブラシを使うと、2~3分ぐらいで比較的きれいに磨けます。また、最近は、歯の汚れや着色の除去がある程度期待できるステインクリーナーなどの機能が付随しているものもあります。

④子どもや高齢者も安心🧒👴
上手に歯ブラシを使うことができない人には最適。
家族がサポートしてあげることも大切です。

🦷電動歯ブラシのデメリット・注意点

①刺激が強い
振動数が高いため、刺激が強いです。年齢や性別など口の大きさや状態は様々です。
電動歯ブラシは自分で上下に動かさず、歯に軽く触れる程度で使用します。しかし手磨きの歯ブラシに慣れている方は、ついつい手でも動かしてしまったり、力を入れたりしてしまいます。高速で振動しているところに力が加わると、歯の表面が削れたり歯茎に傷を作ったりする場合があります。 電動歯ブラシを使用する際は力を入れすぎないように注意しましょう。

②大きさ・重さに注意
機能が多くても、本体が重いと、毎日使い続けることが億劫になるかもしれません。疲れという面では、手で磨くよりも逆効果になってしまいます。
手磨き用のブラシが12〜15g程度なのに対して、電動歯ブラシは100g程度。もっと重いタイプもあります。大きくて重いと、丁寧に磨くことができなくなります。
また、本体サイズも重要です。大きさや形はモデルによってさまざまなので、実際に本体に触れる機会があれば、大きすぎたり小さすぎたりしないか、確認してみましょう。

③研磨剤が入った歯磨き粉はNG🙅🏻‍♂️
刺激が強いので長時間の使用や、研磨剤入りの歯磨き粉は避けましょう。歯の表面や歯茎を傷めることにもなりかねません。また発泡剤入りの歯磨き粉は発泡作用により磨きにくくなる場合があるので注意が必要です。
電動歯ブラシに使用する歯磨き粉は、細かい振動が加わっても飛び散りにくい「ジェルタイプ」のものがおすすめです。上述したように「研磨剤」「発泡剤」が含まれていない、あるいは含有量が少ないことも重要な条件です。それぞれのメーカーが推奨している歯磨き粉があれば、そちらを使用するのも良いといえます。
使用時間は3分程度を目安としましょう。

④価格
普通の歯ブラシは数百円程度であるのに対して、電動歯ブラシは、安いものでも1000円ぐらいから、高性能のものですと3~5万円程くらいします。また、安いものですと歯ブラシの部分が交換できないものが多く、ブラシが消耗してくると本体ごと買い替えになってしまうものが多いです。振動数や回転数が少ないことがあり、手で磨くことと大差なくなってしまうので注意が必要です。また、普通の歯ブラシに比べて大きさや重量があるため持ち運びにくいのもデメリットのひとつです。
ただ、本体を買ったあとは替えブラシを買えば良いことが多いので、ランニングコストを考えて選択しても良いでしょう。
（替えブラシの価格についてはメーカーや機種により様々で一概には言えませんが、次回以降ランニングコストについては詳しくご説明致します）

以上、いかがでしたでしょうか？

電動歯ブラシのメリット・デメリットをよく考慮した上で手磨きにするか、電動にするか決められると良いと思います😀

特に電動歯ブラシは手磨き用と比べ、磨き方や大きさ&重さが大きく変わりますので、購入の際は家電量販店などで出来るだけサンプルでご自身に合うかどうか試されるのがベストだと思います👍（試し磨きが出来ませんが、手に当ててみるだけでも感覚として想像が出来ると思います）

ではでは今回はこのへんで～👋

また次回元気にお会いしましょう❗❗